オペラ「瘋癲老人日記」
原作 谷崎潤一郎
台本・作曲 西澤健一
2018年12月7日(水)
開演 19時 開場 18時30分
会場 パーシモン小ホール
http://www.persimmon.or.jp/know/access.html
チケット
【料金】
▶すべて台本プログラム付き
指定席(座席表のピンク色の席)
6000円
※受付順にお席を予約受付いたします。
▶自由席
5000円
※開場30分以前の整列はご遠慮いただきます。
※郵送ご希望の方は手数料200円申し受けます。
◆指揮 西澤健一
◆キャスト
督助 岡元敦司 バリトン
颯子 新宮由理 メゾソプラノ
佐々木 津山 恵 ソプラノ
春久 横山慎吾 テノール
千代 原 千裕 ソプラノ
経助 森 晴子 ソプラノ(子役)
浄吉 西村功貴 (俳優)
陸子 藤田みか (女優)
◆演奏
室内アンサンブル・ラボ
◆制作
「卍」プロジェクト制作
新宮由理
岡元敦司
【あらすじ】
死んでも君に踏まれていたい…。
資産家として人生の晩年を迎え、人の営みの能力を失いながらもなお、息子の嫁・颯子の魅力に溺れる老人、督助。自分が気に入られていることを自覚している颯子には、輸入物のバッグを買わされたり、高価な猫目石を買わされたりと体よく扱われているが、督助は督助で、彼女の足に接吻しながら、死後この足の下に眠れたらどんなに幸せだろうかと夢想するのであった…。倒錯した性の喜びに潜む真摯な女性崇拝と、そんな老人のわがままが引き起こす家族のドタバタを描く谷崎晩年の喜劇、オペラ化(全二幕)
【ごあいさつ】 西澤健一
精力的な先輩方が数多くいらっしゃる中でこのようなことを申し上げるのも僭越であると承知しておりますが、私自身不惑を過ぎて、年をとるということを僅かながら理解できるようになってきました。そして、二十や三十の頃では負の印象しか抱いていなかったいくつもの事柄について、それらを肯定的に捉えられるようになってもきました。今回のオペラ「瘋癲老人日記」では、一人の好色な老人が自らの欲望に忠実に最期の刻を生きている、その姿を通して、家族や愛、楽しさや幸せというものを、喜劇として、コメディとして、人生の讃歌として描き、皆様にお届けしたいと願っています。